電気柵を勇気を出して触ってみる

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電気柵というものがある。動物から作物を守るために畑の周りにはられた、電気の流れる柵のことだ。電気柵だからと言って、青い光がスパークしているわけではない。触ると電気が流れる仕組みだ。どのくらいの電流なのだろう、触ってみようと思う。

小菅村の電気柵
田舎に行くと畑をよく見かける。美味しさそうな野菜が作られているのだ。これを美味しそう! と思うのは人だけではない。動物も同じだ。人間が美味しそう、と思うくらいなのだから、動物はその何倍も美味しそうに見えているはずだ。

畑!

畑!

いくら美味しそうでも、せっかく作ったものなのだから、そう簡単に動物にプレゼントするわけにはいかない。近年はシカが増えて農作物への被害も大変なのだ。そこで「電気柵」である。触れると電気の流れる柵。これでシカなどからの作物の被害を防ぐのだ。

電気柵!

電気柵!

触るとどうなるの?
畑の周りや、里に動物がおりて来るのを防ぐために、山と里の境界に電気柵がはられている。脱獄を防ぐような立派な電気柵もあれば、小学校の卒業制作のような電気柵もある。共通しているのは「きけん」と書かれていること。「さわるな」と書かれているものも少なくない。

危険!

危険!

さわるな!

さわるな!

「電気柵」「さわるな」「危険」。ビンゴ! と叫びたくなる言葉たちが並んでいる。絶対に危ない匂いがする。我々はそう書かれていると普通は触らない。進んで危ないと分かっていることはしないのだ。だって痛いのは嫌なのだ。

でも触ってみる

でも触ってみる

難しいもので、危険と分かっていてもしてみたくなることもある。モザイクの向こう側を見てみたくなるのと一緒だ。モザイクの向こう側は特に見たい。中学時代からそう思っていた。バターでモザイクをこすると消えるという都市伝説を信じたタイプだ。そのようなタイプなので、電気柵だって触るのだ。

すごい怖い

すごい怖い

でも触る!

でも触る!

これ、なに?

これ、なに?

それは夜だけ!
触る前にドキドキしてしまい5分ほど時間を要したが、触ってみると何にも起きない。自分を振った元カノに話しかけた方がまだ何かしらの反応がある気がする。6月のクリスマスツリーのように静かなのだ。

他の電気柵にも触るが、無反応

他の電気柵にも触るが、無反応

近くにいた方に話を聞くと、電気が流れるのは「夜だけ」と教えてくれた。よく考えると昼間に動物がやって来るはずがない。昼間だと多摩川のタマちゃんみたいに人気者になるやも知れない。夜にこそっとやってくる動物から作物を守るようの電気柵なのだ。

こっちは本格的で躊躇しまくったが、

こっちは本格的で躊躇しまくったが、

こない!

こない!

電圧的には7ボルト程度らしい。電気を流して動物を仕留める、ということではなく、ビックリさせて侵入を防ぐのが電気柵の役目だ。だから電圧は全然なのだ。スタンガンは5万ボルトらしいし、静電気も3000ボルトくらいらしい。だから7ボルトもう全然なのだ。夜しか流れず、流れても7ボルトなのにトータルで30分ほど触れずにごねた自分がなんだか恥ずかしかった。

特別な許可をもらって撮影しました。だから触らないでね!

許可をもらって撮影しました。だから触らないでね!

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地主恵亮

地主恵亮

1985年福岡生まれ。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。東京農業大学非常勤講師ですが、たいだい家にいます。ご連絡は「jinushikeisuke@gmail.com」までお願いします。

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