スローライフを送る成功者みたいな写真を撮る方法

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食卓に並ぶ野菜を自分で作っている、休日は野菜を作っている、というのは、優雅な時間が流れているようで憧れるものだ。しかし、野菜を作るには、土地や技術が必要だ。そんなものはない。

そこで、スーパーで買った野菜をいかにも自分が作っているように見せたいと思う。その写真をSNSに載せれば、周りからは成功者と思われるのだ。

成功者=野菜作り
成功者はスローライフを送ろうとする傾向がある。スローライフの代表が野菜作りである。つまり「成功者=野菜作り」。この黄金の図式を覚えていただきたい。

実際は成功者ではない

実際は成功者ではない

我々の多くは成功者ではない。私もそうだ。駅から徒歩30分のワンルームのアパートで静かに呼吸をしている。成功者の生活と一番離れた場所にいるのだ。

しかし、野菜を作れば周りからは成功者に見える。そこで育ててもいない野菜をいかにも育てたと見える方法を紹介したい。これで誰もがスローライフを楽しむ成功者になれるのだ。

ということでスーパーに来ました!

ということでスーパーに来ました!

スーパーから始まる野菜作り
成功者のスローライフっぽい写真を撮ることはスーパーから始まる。野菜を作らないの? と思うかもしれないが、成功者でもない我々が、スローライフ的な本当の野菜作りを嗜むことができるはずがない。スーパーなのだ。

野菜を買う

野菜を買う

スーパーで野菜を買うということは、誰かが作った野菜を買うということだ。それでいいのだ。だって、普通の人である我々が野菜を作れるはずがない。買うのだ。お金を出して野菜を買うのだ。

買いました

買いました

タマネギや大根、人参などを購入した。通常であればこれを自宅に持ち帰り、料理をして、食卓に並ぶことだろう。ただ成功者のスローライフっぽい写真を撮るためには、この後に自宅ではなく畑に行く。

小菅村の畑に来ました!

小菅村の畑に来ました!

買った野菜は畑!
買った野菜を持って、山梨県にある小菅村にやって来た。この村にやって来たのは自然が豊かだからだ。考えてほしい、「この野菜は私たちが作りました」みたいな写真は、例外なく自然豊かなところがバックだ。都会をバックに野菜を持っても説得力がない。

都会ではウソっぽい

都会ではウソっぽい

都会で野菜を持っても、スローライフを送る成功者が作った野菜には見えない。都会にスローライフ的優雅さはないのだ。金のために野菜を作っているように見える。成功者としての余裕を感じさせるには村である。

この野菜は私が作りました!

この野菜は私が作りました!

この写真を見せられたら、誰もが「この人は野菜を作っているんだな」と思うだろう。もちろん作っていない。スーパーで買った野菜だ。しかしそう見える。ポイントを抑えれば、そのような写真は簡単に撮れてしまうのだ。

ジャケットでは雰囲気が出ないので、

ジャケットでは雰囲気が出ないので、

つなぎに着替える

つなぎに着替える

一般に成功者はジャケットを着るが、スローライフっぽく見せるには「つなぎ」である。ものにもよるがつなぎは1000円くらいで買えるものもあるので、それを買えばいい。このような出費も周りから、成功者と思われるためと思えば高くない。

次は大根に泥をつける

次は大根に泥をつける

スーパーで買った野菜は基本的に綺麗だ。しかし、とれたての野菜には当たり前だけれど泥がついている。そのために綺麗な野菜に泥をつける。三歩進んで二歩さがるみたいなことである、きっと。

スーパーの大根は上の葉っぱが切られているので、

スーパーの大根は上の葉っぱが切られているので、

その辺の雑草を抜いて、

その辺の雑草を抜いて、

この野菜は私が作りました!

この野菜は私が作りました!

これで成功者!
これらのステップを踏むだけで、成功者でもない、ワンルームのアパートに住む人でも成功者のようなスローライフを送る写真が完成する。これをSNSにアップすれば周りから羨ましがられるのだ。本当は買った野菜だけれど。

この野菜は私が作りました!

この野菜は私が作りました!

美味しく育ちました!

美味しく育ちました!

この方法を使えば、大根でなくても大丈夫。野菜を買って上記の手順を踏めば、自分で作ったようになるのだ。上のカレーが作れそうな野菜もスーパーで買ったものだ。しかも、カレー用としてセットで売られていた野菜だ。しかし自分で作ったように見える。世の中便利だ。

これに泥をつけた

これに泥をつけた

何でもいけるのでは!
もはや野菜でなくても、このメソッドを使えば何でも私が作りました、に見えるのではないだろうか。つなぎに泥、そしてバックに自然豊か。このメソッドで、何でも私が作りましたになるのだ。

私が作りました

私が作りました

人の写真なんてキチンと見ないので、満足げな顔の写真と「私が作りました」とコメントを添えて、SNSにアップすれば、人はみな信じてしまうのだ。わざわざこんなことをしないという常識を逆手に取る信用を失う方法だ。

実際は魚肉ソーセージ

実際は魚肉ソーセージ

先ほど持っていたのは魚肉ソーセージ。自分で作れるはずがない。しかし見えてしまうのだ。この方法で誰もがスローライフを送る成功者の写真が撮れてしまう。成功者になるのは実は簡単なのだ。ぜひ見習って欲しい。

ここまで来ると意味が分からない

ここまで来ると意味が分からない

使った野菜などはもちろん美味しくいただきました!

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地主恵亮

地主恵亮

1985年福岡生まれ。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。東京農業大学非常勤講師ですが、たいだい家にいます。ご連絡は「jinushikeisuke@gmail.com」までお願いします。

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