源流の水は何故あんなに冷たいのか

わらじ (1)

大型の台風が去った7月12日源流大学の源流体験実習が行われました。この実習では源流の沢を歩き、自然や河川について学びます。小菅村は面積の90%以上が森林で、そのうちの30%が東京都の水源林に指定されています。
今回はその森を歩きます。

森へ入る準備

まず、白沢校舎に集合し、本日歩く川や多摩川についての説明を受けます。
学生達はこの時点ではまだ「川遊びだー!」という遊び気分でいます。
しかし、説明が進むにつれみんなの顔が引き締まってきました。

まずは講義

まずは講義

説明を受けた後、着替えをして川に入る準備をします。このときみんなの装備がバラバラで、心配になります。どのような装備が必要か説明しても忘れてきてしまう人はいるのです。しかし、これも実学!と一度は体験してもらうことにしています。

服装がバラバラ

服装がバラバラ

大丈夫かな?

大丈夫かな?

上流に向かう

村の上流にある源流の森に向かいます。最初は村の中を走っているのですが、どんどん進むにつれ家はなくなり、曲がりくねった道になってきます。
外の空気は森のさわやかな木のニオイがします。
服装、装備、準備体操をしていよいよ出発です。森の中を進み、川におりていきます。急な坂道を登ったり、下がったりするといよいよ川の近くまでおりてきました。空気が既にひんやりとして、車が止まっている場所より寒く感じます。学生達も寒くなってきた!とその温度変化に驚いていました。

準備体操もばっちり!

準備体操もばっちり!

川への道のりは厳しい

川への道のりは厳しい

つめたい!

つめたい!

自然の中で自然を学ぶ

そしていよいよ川の中に入ります。足の先を入れただけでしびれる冷たさです。先ほどまで遊び気分で来ていた学生も、なかなか川に入りません。
無理矢理にいれて、さらに上流へと進みます。
川を歩きながら、川の正しい歩き方や危険な箇所等を解説します。言葉と実際の体験で学ぶことが出来るので、理解が早く、自然と危ない箇所では声がけや他の人を気遣う行為が生まれます。自然の力の前では仲間で助け合うことがいかに重要かを学ぶことが出来るのもこの授業の特徴です。

みんなで協力します

みんなで協力します

どんどん進みましょう

どんどん進みましょう

慣れてくると、周りの自然や生き物など学生達の興味ある内容について解説します。例えば、土石流等がおきやすい場所の石には苔が生えていません。土石流が土砂でコケをはぎ取ってしまうからです。そのため、川遊び等をする際は石に苔が生えているかなどを確認しておくとよいと言われています。このような知識を身につけておくことで、自然への理解を深め、安全管理もすることが出来るようになります。

周りの状況を見ることも大切です

周りの状況を見ることも大切です

もちろん遊びも忘れずに!

自然は遊び場としても大変優秀で、川に飛び込む、滝に打たれるなど五感や身体をフルに使って遊ぶことが出来ます。その楽しかった思い出から自然や地域の守り人が生まれてくれることを願っています。

思いきり自然で遊ぶ!

思いきり自然で遊ぶ!

生き物観察

生き物観察

楽しい思い出の中から大切なものを学ぶ

楽しい思い出の中から大切なものを学ぶ

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矢野加奈子

矢野加奈子

多摩川源流大学担当のスタッフです。美味しいものと楽しいこととズゴックが大好きな平均的な人間です。 源流大学で「ちゃの」と言えば私のことです。名字の「やの」とは関係ないけど。

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