その買い溜め本当に必要?我が家の食材庫を調べる

人は誰しも常に安心して暮らしたい生き物です。疫病や災害などが起こった際、プチパニックを起こして買い溜めに走ってしまうことも。そこで、我が家は本当に買い溜めが必要なのか知るために、家の食材庫の能力をチェックすることにしました。

食料がなくなる恐怖
365日食事を取らないという人は少ない、いや、いないと思います。そのため、何か起きた時に買い溜めて置かないと、と不安になるのはしょうがないことなのかもしれません。しかし、みんながパニックを起こし買占めなどが発生すると、食べ物が店頭に並ばなくなり、より大きなパニックを引き起こしてしまいます。

誰だって心配になりますよね

なかなか頭で理解していても、万が一という不安が心に広がり、周りが買っている姿を見るとやばい! という気になるのはしょうがないことです。私だってそうです。私の家族もニュースやネットを見て「買い物行かなくて大丈夫かな」 と言い出しました。

日々食べ物が手に入るというありがたさ

でもちょっと待ってください。家庭にもよると思いますが、その買い溜め本当に必要ですか? 自分の家の食糧状況を冷静に見て、それから、どうしても備えておくものを買ってもいいはずです。逆に買いすぎてフードロスを生み出す要因にもなるかもしれません。そこで、私も自宅の食料庫の中身を把握しておくことにしました。

桜でも見て落ち着いてください

食料庫を整理しよう
不安になる前に、まず自宅にどれくらいの食料があり、万が一の場合どれくらい生き延びられそうか計算してみます。我が家は基本的に大人3人で、3食食べるとしたらどれくらいもつか考えてみます。

エクセルでまとめます!

まず、どんな食料があるかすぐ忘れてしまうので、いったん全部食料庫の食料をだして確認し、エクセルにまとめていきます。エクセルには商品と個数、賞味期限、使用の緊急度を「高:すぐ使う」「中度:できれば使う」「低:まだ大丈夫」といった情報を書き込んでおきます。こうしておくことで、どのような食料があるかだけでなく、すぐに使わなくてはいけない食料が見えてきます。

「高」の食品から使うようにしよう

全ての食料をいったんテーブルに出します。我が家は買った本人さえ忘れていた食料が山のようにでてきました。これ、棚3つ分です。めちゃくちゃある。

「ごはんをつくる前に読む本」の著者である野上優佳子さんにお話を聞いたときに「自宅の冷蔵庫はスーパーや小売店と食卓までの間をつなぐ場所で、小さなスーパーだと思ってみて買い物をしてみましょう」というお話を聞いて感激したのですが、我が家の食料庫はまったく在庫管理できていない状況で、私が店長なら本部に怒られる、という状況です。

我が家の在庫管理やばい

同じものたくさんある問題
食料庫の在庫が把握されていないと、同じものを買いだめてしまうということが発生しやすいですよね。お茶も使いかけのものがたくさんあるし、角砂糖に至っては封があいているものが2個発見されました。丸ごとの鰹節なんて3本もいるか? と訳がわかりません。

テーブルいっぱいの食材を見ると、家族でこれはもう買わなくていいね、これは足りなそうだね、という会話が盛り上がります。今日の晩ご飯は、遠い昔に買ったことを忘れられていたラビオリをつかうことになりました。

謎の葉っぱたち(ローリエとレモングラス)

鰹節3本

お客さん用の角砂糖

鹿肉やレイクロブスターという普段食べ慣れない食材も、忘れ去られがちです。たまにイベント的に食べるしか日常の食卓には上がりにくいのかもしれません。買うときに必ず食べる時を決めて買うしかないですね。気をつけます。

食べ慣れない食材は

残りがち!

サルベージ・パーティを主催する平井巧さんも言っていた、あまりがち食材の代表格「海外からのお土産」シリーズもたくさんあります。賞味期限が2013年とかもうすでに遺物でしかない。

わからんおみやげシリーズ

消費期限過ぎているので残念ながら捨てようということになったのですが、一応コロナの騒動が治るまでもっておいて、終わったら捨てるということでルールを決めました。多分捨てることになるけど、なかなか捨てられないのが人の情です。ルールを決めることで捨てることへの気持ちをしっかりもつことができます。

リストでもわかるようにしておきます

乾麺やカップ麺などは2ヶ月くらいなら足りる量があるので買いだめしないことになり、半分以上食べたら買い足していいということになりました。消費期限が長いと思われがちですが、1-2年くらいのものが多いので、食べたら買っておくを心がけます。

お米は白米5gと玄米が5kgの合計10kgありました。大体1名1回150gくらいのご飯を食べるといわれています。我が家では10kgのご飯があれば大体1カ月は大丈夫です。こちらも半分になったら農家さんに頼んで送ってもらうということになりました。

お米もまだ大丈夫だ!

使用期限が近いものは目につきやすい場所に

冷蔵庫の中身問題
さて、冷蔵庫も整理しないといけないのですが、冷蔵庫、の中は基本的に調味料と使用期限が短いものだから大丈夫ということで、一応野菜室だけ整理しておきます。

野菜は長くもつ芋類、根菜類は外の倉庫に10kgくらいの貯蓄が常にあるので大丈夫でそうです。野菜もそんなに買っても腐らせてしまうので、必要な分をその都度買いに行くことにしました。もし買えなくても慌てず二十日大根でも育てて店頭に並ぶのを待つことにしました。

野菜室は比較的整理されていた

大体大丈夫だなと思ったのですが、雑穀やゴマの多さ。ゴマにいたっては1年くらい持ちそうです。なんでこんなにゴマがあるのか。ゴマ長者です。ゴマの買い占めが万が一起こっても我が家はゴマだけは大丈夫そうです。ありがたや。

ゴマ多過ぎ!

我が家の食料庫
食料庫を確認することで、家庭のフードロスを減らすこともできるし、余計な買い物もしなくて良いことがよくわかりました。我が家では、今後なにか起きて、万が一全く買い物ができなくても2カ月から3カ月なら、最悪自宅の食材だけでも生き延びられそうです。

調味料も大丈夫そう

もちろん家族の構成や人数、状況によってそれぞれ買い溜めておく物や量は違うと思いますし、そもそも買い溜めてない方もいると思いますので、自分の家の食料庫のキャパを確認し、それぞれの家庭にあった食料計画を見直してみるとよいでしょう。

食料を作ってくれる人や、流通に関わる方、販売してくれる方、全ての人への感謝を感じるとともに、私たちが今できることをやっていこうと強く思うことができました。

忘れてた食材をまずは食べよう!

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矢野加奈子

矢野加奈子

多摩川源流大学担当のスタッフです。美味しいものと楽しいこととズゴックが大好きな平均的な人間です。 源流大学で「ちゃの」と言えば私のことです。名字の「やの」とは関係ないけど。

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