追熟フルーツをのせるだけでチョコはちょこっと美味しくなる

人は誰しも、人より少し抜きに出たい生き物です。あまり出すぎると打たれてしまう恐怖がありますが、いつだって人よりちょこっとだけ良く見られたいのです。
そこで、バレンタインチョコに少しだけ工夫することで、あれ、あの人からもらったチョコは少しだけ違うなと思われる方法をご紹介したいと思います。

バレンタインデイ
バレンタインというのは、2月14日に世界各地で行われる行事で、友人や恋人の間でカードや贈り物を交換する日の事です。日本ではチョコレートを渡し、愛を告白する日という意味合いが強く、カップルの日として認識されてきました。

バレンタインデイ!

最近では、友チョコなど、自分の大切な人にチョコをあげていい、という広い意味でバレンタインデイを楽しむ方も多く、自分のためにいつもよりちょこっといいチョコを買う方も増えてきています。

友チョコってのもいいよね!

恋人へのチョコはともかく、聞いた話によると友チョコなどをあげる際に、いくつかルールがある場合があるらしく「手作りじゃない」「あまり高すぎない」「市販のもの」など他の人たちと歩調を合わせるように工夫している方もいるようです。

安くて美味しい市販のチョコが友チョコに人気

ちょこっと工夫する
でもやっぱり、他の人より自分を印象付けたいじゃないですか。あの人にもらった友チョコ美味しかったなとなって、思って欲しいじゃないですか。そこで、市販のチョコに工夫して、人よりちょこっと良く見られたいと思います。

この市販のチョコを変身させます!

今回は友達と歩調合わせるために、さりげなく変化させたいという事で、市販のチョコを使って新しいチョコ作るとか、他の食材にチョコを塗るとかしないで、チョコはチョコのまま、気付くか気付かないかくらいの工夫をしたいと思います。

そこで追熟フルーツの出番です!

追熟フルーツを使ってちょこっとレベルアップ
果物には追熟というものがあります。一部の果物は収穫後、一定期間貯蔵する事で成熟し、甘みや香りなどを増します。追熟が必要な果物にはメロン・キウイフルーツ・バナナ・マンゴー・パパイヤ・ドリアンなどがあります。バナナなどは木の上でも十分完熟するのですが、効率よく流通させるためにやや未熟なうちに収穫し、輸送段階や小売店などで追熟させるのです。

メロンとか美味しいよね!

家での追熟はけっして難しい作業ではありません。風通しが良い直射日光の当たらない場所15〜20度の室温の部屋に、何日か置いておくだけです。なぜ急に追熟の話を言い始めたかというと、この追熟フルーツが追熟する際の、甘くてトロピカルな香りをチョコにうつしてちょこっと特別な風味にしようということなのです。

香りだけチョコにうつします。

追熟フルーツチョコを作る
作り方はいたって簡単です。香りを移したいフルーツを買ってきて、チョコの上におくだけです。チョコオンフルーツです。一晩も置いておけば、フルーツの甘い香りがチョコにうつっているはずなのです。たぶん。

これらのフルーツで試します!

今回は通常追熟すると言われているバナナの他に、追熟しなくても食べられるりんご、イチゴ、オレンジ、そして、ペピーノを用意しました。ほとんどは皆さんが普段よく食べていて、いつでも手に入りやすい果物だと思います。皆さんは今、最後の一つだけハテナが頭に浮かんでいると思います。なにそれ、と。

おなじみのフルーツ!

ペピーノとは
ペピーノは現在東京農業大学農学部農学科の高畑健先生を中心としたプロジェクトとして取り組んでいるフルーツで、日本でも1980年代に一度大流行になっています。しかし、その当時のペピーノは水っぽく味が薄かったため人気が衰退してしまったと言われています。

これがペピーノ

近年、高畑先生達が、より糖度を上げる栽培法を開発し、糖度の高いペピーノを栽培できるようになったということで、厚木に行った際、高畑先生から一つ試しに頂いてきました。追熟フルーツ達のふるさと南米アンデスの生まれなので、ポテンシャルを感じたからです。農大生まれのペピーノがバレンタインに大人気になればいいなという魂胆もあります。他では食べられないという点も、特別な一品になりそうな予感です。

トロピカルフルーツの底力!

作り方は簡単!
本当はもっと作り方とかを長く書きたいところなのですが、チョコを袋に入れる、よく洗って水気をとったフルーツを皮付きのまま置く、空気を抜く、一晩おく。この4行程で終わってしまうのです。あまりにも書くことがないので、バレンタインデイの思い出でも書こうかと思いましたが、そちらもないことに気づきました。

チョコの上によく洗った果物をおき

空気を抜き

室内に置いておくだけ

はい、出来上がり!

この友チョコ、早速友達に食べてもらおうと思います。この日友達が身近にいなかったので、とりあえず同僚に食べてもらうことにしました。

まずはリンゴ味を食べてもらいます

まず、追熟フルーツではない、リンゴ、イチゴ、追熟度合いが薄かったオレンジを食べてもらいましたが、特に味や香りに変化はないそうです。言われてみればそんな気もするという程度でした。リンゴを食べた時だけ、「うん、なんかチョコがまろやかな気がする。」 と言っていました。リンゴはエチレンガスという植物ガスを出し、フルーツの追熟を手伝ってくれるので、もしかしたら果物だけじゃなくてチョコもまろやかにしてくれたのかもしれません。調査していないので因果関係は不明です。

確かにリンゴはなんかまろやかだった

そして本命の追熟フルーツ達!
次にバナナとペピーノを食べてもらいます。追熟フルーツはチョコをちょこっとグレードアップさせてくれているのか。フルーツとチョコ一緒に食べればよくない? と言う意見はすべて聞かなかったことにして、食べてもらいます。

うん、フルーツの香りが強い!

明らかに今までのフルーツと違う反応です。チョコを口に入れた瞬間バナナの甘い香りや、ペピーノのトロピカルな香りが広がります。めちゃくちゃ美味しいです。チョコレートも発酵食品なので、追熟フルーツと相性がいいのかもしれません。特にバナナとペピーノは相性がいいようなので、手に入ればぜひ試してみてください。

この2個がオススメです!

その後、自分も食べてみたが美味しかった!

今年のバレンタインデイは追熟フルーツチョコで!
めちゃくちゃ簡単にできる上に、さりげなく美味しい。これで今年のバレンタインデイの友チョコは完璧です。いつもの板チョコにちょこっと工夫し、友達を驚かせてみましょう。きっとあなたの株もちょこっと上がるはずです。

元どおり包めば、手作りとは気づかれない!

*果物に傷がある場合や痛んでいる場合はそこから腐る可能性もありますので、十分に注意してください。また、カビが生えるまで放置したものなどは食べないようにしてください。

農大ペピーノについてはこちら→https://www.nodai.ac.jp/research/teacher-column/18889/

皆さんに良いバレンタインデイを!

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矢野加奈子

矢野加奈子

多摩川源流大学担当のスタッフです。美味しいものと楽しいこととズゴックが大好きな平均的な人間です。 源流大学で「ちゃの」と言えば私のことです。名字の「やの」とは関係ないけど。

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