もうカニは高級品じゃない? 全てを「カニ味」にする魔法のスープが存在する

001

カニという生き物がいる。高級食材と言ってもいいのではないだろうか。カニ料理のお店でコースを頼むと1万円を軽く超えてくる。通販でもカニは売っていて、大人気だ。みんなカニが大好きなのだ。

ただ高いのが問題で、なかなか食べることができない。しかし、岩手県・一関市にどんな料理でも、それをかけるとカニ料理になる、という魔法のスープを見つけた。これで我々はどんな料理でもカニ味にできるのだ。

カニ高い問題
今夜はカニだ、と言われると誰もがテンションが上がる。それはなぜか、もちろんカニが美味しいというのはあるけれど、カニは高価なため普段食べることができないためだ。もはやカニは神の域にいる食材なのだ。

カニは神

カニは神

カニ料理は多々存在する。カニ鍋もあれば、カニの刺身、焼きガニ、カニチャーハンやカニの茶碗蒸しなど、挙げればきりがない。どれも美味しいのがポイントだ。そして、高いのだ。そこで安くて美味しいカニを求めて岩手県・一関市に飛んだ。

ということで、一関に来ました!

ということで、一関に来ました!

「かにばっと」との出会い
カニといえば海を思い浮かべると思う。ただ岩手県・一関市の山の方にカニ料理があるのだ。これがものすごく美味しく、さらにカニが濃厚。そして、ここになんでもカニ味にしてくれる魔法のスープがあるのだ。

道の駅 かわさき (川の灯り)に、

道の駅 かわさき (川の灯り)に、

魔法のスープこと「カニスープ」があります!

魔法のスープこと「カニスープ」があります!

モクズガニというカニを使った超絶濃厚なスープである。なぜ濃厚なのか、それはモクズガニの全てを使っているからだ。殻のまますり潰して使うのだ。この魔法のスープは希釈用。とてつもなく濃いカニなのだ。むしろカニより、カニと思っていただきたい。

ちなみにこれがモクズガニです!

ちなみにこれがモクズガニです!

まずはこの魔法のスープこと「カニスープ」を使った料理をいただきたいと思う。この地域の郷土料理で「かにばっと」というものだ。「ばっと」は「はっと」などとも言い、ほうとうのようなものだ。とにかくカニが濃厚なのだ。

これが「かにばっと」です!

これが「かにばっと」です!

これが「はっと」です!

これが「はっと」です!

カニ料理だけど、すり潰して使っているので、カニの存在は見当たらない。ただ食べるとわかる。カニなのだ。カニ以外の何物でもないのだ。カニのコース料理に「かにばっと」はないけれど、どのカニ料理よりもカニが濃厚だ。彫りの深い顔、みたいな濃さなのだ。

すっげ美味しいです!

すっげ美味しいです!

モクズガニは一関を流れる「北上川」で獲れるものだ。子供の頃を海で過ごし、やがて川に戻ってくる。上海蟹に近いカニだそうだ。一関を流れる北上川が美味しいカニを育てているのだ。

北上川、雄大ですな!

北上川、雄大ですな!

なんでもカニ料理
かにばっとを食べて、カニスープも買った。1100円だった。希釈用なので濃いのが、この量で1100円。しかも、これでなんでもカニ料理になるのだ。安い。我々はこのスープにより、安価にカニ料理を食べられるようになったのだ。

魔法のスープこと「カニスープ」を

魔法のスープこと「カニスープ」を

コロッケにかけると、

コロッケにかけると、

はい、カニコロッケ!

はい、カニコロッケ!

スーパーで買った50円のコロッケに件のカニスープをかけた。するとどうだろう。カニコロッケになったのだ。しかも、カニコロッケより、カニが濃い。衣の向こう側が全部カニなんじゃね? と思うほどカニなのだ。

美味しすぎる!

美味しすぎる!

ちなみに私がこれを食べたのは、宮沢賢治の有名な詩「雨ニモマケズ」に出てくるデクノボーの道である。宮沢賢治が歩いた道なのだ。そんな場所で食べる魔法のスープによりカニコロッケになったコロッケ。私も西にカニを食べたい、という人がいたらこのスープを持って訪れたいと思う。

カニパンも、

カニパンも、

マジカニパンに!

マジカニパンに!

カニパンというものがあるが、残念ながら見かけはカニだけれど、カニの味はしない。甘い味だ。でも、安心してほしい。このカニスープをかければ、カニパンが真のカニパン「マジカニパン」になるのだ。

完全にカニ味のカニパンです!

完全にカニ味のカニパンです!

カニが過ぎる。カニ過ぎるほどにカニパンなのだ。ちなみにカニパンを食べているのは、幽玄洞という鍾乳洞だ。日本で初めて発見された化石などが展示してある。展示というか、鍾乳洞に普通にある。全長500メートルで冒険気分が味わえる。

ザ・鍾乳洞だった!

ザ・鍾乳洞だった!

このようにカニスープでいろいろなものをカニ味して、それを一関の観光地で食べることで、今後はカニを食べた時に楽しかった一関を思い出せる仕組みだ。カニを食べた時に、幽玄洞でカニパンを真のカニパン「マジカニパン」にしたな、と思い出すのだ。普通に観光だけをすればよかった、と思うだろうけど。

普通の弁当を、

普通の弁当を、

カニ弁当にします!

カニ弁当にします!

駅弁に「カニ弁当」みたいなものがある。高いやつだ。しかし、このカニスープを300円のお弁当にかけるとカニ弁当になる。安い。しかも、全体にかけるので、フライを食べても、焼き鮭を食べてもカニ味。このカニスープ、マジでカニが過ぎるのだ。全部カニ味になる。

そして、美味しいのです!

そして、美味しいのです!

カニ弁当(本当は鮭のっけ弁当300円)を猊鼻渓で食べた。船に乗って雄大な自然を楽しむことができる。今回はお金がなくて船には乗れなかったけれど、そもそもお金がないから、カニスープで全てをカニ味にしているけれど、お金があれば本当のカニ弁当食べればいいので、ギャンブルで一発当てよう、という気力が湧いてきた。間違えた気力だ。

たこ焼きも、

たこ焼きも、

カニたこ焼きにしました!

カニたこ焼きにしました!

たこ焼きにカニスープをかけた。もはやたこ焼きなのかわからない。タコの尊厳が台無しだ。ただタコよりカニなのだ。これも例外なくカニスープにより、カニ焼きと言ってもいいような一品になった。

美味しいのです!

美味しいのです!

これを食べているのは「岩手サファリパーク」なのだけれど、案の定持ち合わせがなくて、その前にある「モンキーセンター」で食べた。通常はモンキーセンターも1000円かかるのだけれど、冬季は無料になっていた。一関、素晴らしい。

無料で、

無料で、

サルと戯れました!(サルが肩に乗っています)

サルと戯れました!(サルが肩に乗っています)

何にかけてもカニスープは「カニ味」になった。カニ料理は高いけれど、この方法ならば安い。カニ料理をこんなに身近に感じたことはなかった。このスープ、本当に魔法のスープだ。カニが過ぎるほどにカニ。これさえあれば、全てがカニ料理になるのだ。

カニカマにかけたら、

カニカマにかけたら、

完全にカニだった!

完全にカニだった!

東京でもカニ
一関でカニ味を楽しんでいたけれど、カニスープを買えば、一関でなくてもなんでもカニ味にすることができる。日常の食べ物をなんでもカニ味にできるのだ。基本的になんでも合うのがこのスープのすごいところだ。

カップ麺に、

カップ麺に、

カニ味に!

カニ味に!

会社で食べる味気ない昼食も、このカニスープで高級なラーメンになる。カニラーメン。普通に食べると高いだろう。しかし、このカニスープなら安価に美味しいカニラーメンになるのだ。

美味しいね!

美味しいね!

コンビニで買ったパスタもそうだ。このスープをかけるだけでカニパスタになる。万能なのだ。カニの聖地は実は一関なのだ。このスープを買えば、いつでも好きな時にどんな料理でもカニ料理になる。もうカニ料理で懐を痛めずにすむのだ。

神のスープです!

神のスープです!

一関はカニのメッカ
一関で出会ったこの「カニスープ」はカニが過ぎるほどにカニだった。カニの身だけではなく、全てをすり潰して作るからだろう。北上川の雄大な自然の中で育ったカニだから、というのもあるはずだ。いま私の体に流れる血はおそらくカニくさいと思う。

一関で見かけた謎の鳥居

一関で見かけた謎の鳥居

※この企画は「情報発信ワークショップ」(主催:いちのせきニューツーリズム協議会)で生まれた企画です。

一関、いいところです!

The following two tabs change content below.
地主恵亮

地主恵亮

1985年福岡生まれ。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。東京農業大学非常勤講師ですが、たいだい家にいます。ご連絡は「jinushikeisuke@gmail.com」までお願いします。

街全体がキャンパスの街に行く

みなさんはコミュニティカレッジという言葉を聞いたことがあるでしょうか?主催している団体は色々ですが、おおざっぱに言うと「街のことを、街の人達と、街をキャンパスに学ぼう」とい......

渋柿ロシアンルーレット

よくパーティーゲーム等で行われる「あたりの中に一つだけはずれがあり、それを誰が引き当てるか」という単純なゲームをロシアンルーレットと言います。 誰しも一度はやったことがあ......

本当のモス(苔)バーガーを作る

誰もが知る「モスバーガー」。野菜を多く使ったハンバーガーが特長だ。とても美味しく自分でもモスバーガーを作れればと思う。 とりあえず、「モス」を英語で調べてみると「苔」であるこ......